初めての
脱炭素経営を
サポート!

「何から始める?」に終止符。モジワウスと実現した中小企業版SBT取得と脱炭素経営の加速

株式会社相和

代表取締役社長 関 様、総務課 大久保 様・湯本 様

相和_アイキャッチ

長野県のSDGs推進企業である株式会社相和は、取引先とのやり取りを通じて環境対応の必要性を感じていたものの、CO2排出量の算定方法や具体的な脱炭素化の進め方が分からず、対応が停滞していました。そうした課題を抱える中、同社はモジワウスの「中小企業版SBT取得サポート」を活用。最小限の工数で、想定よりも早く中小企業版SBTを取得しました。

 

取得後は取引先や金融機関からの評価が高まり、企業のブランディングにも好影響が出ています。本事例では、同社がいかに脱炭素経営の難しさを乗り越え、世界的な目標にコミットし、次世代技術も見据えた取り組みを始めたのか、その道のりを伺いました。

会社名 株式会社相和
事業内容 プラスチック材料を中心とする原料加工
従業員数 18名
株式会社相和様のロゴ
課題
  • CO2排出量の算定方法がわからず、脱炭素化をどう進めればよいのか判断できなかった
  • 環境認証の申請・更新に工数を割けず、対応に踏み出せないでいた
決め手
  • 電気代などの領収書を渡すだけで済む手軽さ
  • 対面による丁寧なサポート
  • 英語で行われるSBTとのやりとりを一任できる安心感
効果
  • 取引先や金融機関から興味を持たれる機会が増え、企業ブランディングに好影響
  • 脱炭素経営をさらに推進する意欲が向上

環境意識は高かったが、次の一歩となる「CO2排出量の算定」はどう対応する?

ー中小企業版SBTを取得する前の、御社の脱炭素に関する取り組みについて教えてください。

関さま:弊社ではCSRガイドラインを定めており、環境・安全については自社の省エネルギー対策や環境活動を行うこととしています。ガスや電気などの消費量についてはモニタリングし、必要に応じて開示することも定めています。また、長野県から「SDGs推進企業」として認証を受けています。

ーすばらしい取り組みですね。CO2排出量の算定については、すでに行っていたのでしょうか?

関さま:いいえ、排出量の算定まではまだ対応していませんでした。しかし、数年前より取引先から送られてくるアンケートなどで、環境や脱炭素に関する取り組みを推進する旨の意向は受けていました。排出量の算定についても、いずれは対応しなければと考えていましたが、具体的に何をどう進めればいいのかわからない状態でした。

「電気やガソリンなどの領収書を渡すだけ」の手軽さが魅力!

ー御社がモジワウスのサービスをご利用いただくきっかけは?

関さま:脱炭素経営について考えているタイミングで御社の方とお会いする機会があり、モジワウスのサービス「中小企業版SBT取得サポート」をご紹介いただきました。

ーグッドタイミングでお会いできましたね。

関さま:その後、改めて担当者の方にお会いし、中小企業版SBTの概要やメリット、取得方法を教えていただきました。総務課の大久保と湯本も同席し、3人で理解を深めました。

相和_3人

ー当サービスの説明をお聞きになった率直な感想は?

大久保さま:電気料金やガス代などの領収書をお渡しするだけという手軽さにおどろきました。また、直接お会いしてサービスの内容を確認できたので、安心感もありましたね。実は他の環境系の認証取得も検討していたのですが、申請や更新に工数がかかるのがネックで進められない状態だったんです。

ーCO2排出量算定の必要性は認識しているけれど、そこに工数をかけられない……というお悩みは多くの企業から伺います。

湯本さま:どの期間の領収書を準備すればいいのか分からなかったのですが、細かな部分も丁寧に相談に乗ってもらえて助かりました。初めてのことはこういった些細なことでつまずきがちなので、とても心強かったです。

ー申請後、申請企業にSBTからメールが届きますが、すべて英語表記なので戸惑う方もいらっしゃいます。

大久保さま:私たちもそうでしたね。でも、SBTとのやりとりについてもお任せできたので、心配はありませんでした。唯一、弊社が対応したSBTへの申請費用支払いについても、サポートしていただけたのでありがたかったです。

ー中小企業版SBTの申請費用の支払いだけは、各企業にご対応いただいています。海外送金なので、普段の業務で対応することがない企業の場合はハードルが高いですよね。

大久保さま:はい。でも、モジワウスから銀行へ提出する海外送金依頼書のサンプルをいただいたので、それを参考にスムーズに支払いが完了しました。

SBT取得で企業価値が向上!金融機関も注目するブランディング効果

ー2025年秋、無事に中小企業版SBTを取得されました。

関さま:想定より早く取得できました。迅速に対応いただき、ありがとうございます。

ー取得後、変化はありましたか?

関さま:取引先や金融機関から興味を持ってもらえる機会が増えました。「中小企業版SBT」が企業のブランディングに好影響があるということを少しずつ実感しています。今後はホームページやサステナビリティレポートにも取得したことを掲載する予定です。

ー今後の脱炭素経営に向けた具体的な対策はありますか?

関さま:以前設置して未稼働だった自家消費型太陽光発電設備が稼働を開始したため、来年の排出量は減る見込みです。

相和_自家消費型太陽光発電設備

ー御社は中小企業版SBT申請前に工場の屋根に太陽光パネルを搭載し、再生可能エネルギーも取り入れていますよね。太陽光パネル増設のご予定は?

関さま:さらに設置したいところですが、もう設置できるスペースがないんですよね。なので、今後ペロブスカイト太陽光電池を設置できればいいなと考えています。

ー次世代の太陽電池として注目されているペロブスカイトですか!将来を見据えた脱炭素経営ですね。

湯本さま:施設内の照明はすべてLED化しています。今後はコンプレッサーの更新や、自動販売機を撤去して事務所内にセルフカフェを設置するなど、できることから取り組んでいきたいと思っています。

相和_工場内

ーCO2排出量の算定は毎年していくことになりますので、ぜひさまざまな削減対策を講じ、排出量削減につながっていくといいですね。

環境に対して積極的な企業こそが生き残る時代に

ー最後に、中小企業版SBT取得を検討している企業の方にメッセージをお願いします。

関さま:脱炭素化は大手企業が中心と思われがちですが、今はもう次のフェーズに入っているのではないでしょうか。今後は環境に対して積極的な取り組みをしている企業しか生き残れないと実感しています。

企業の脱炭素化は、CO2排出量を測ることから始まります。「何をすればいいのかわからない」「人員を割けない」という企業は、モジワウスのサービス「中小企業版SBT取得サポート」を活用されることをおすすめします。

弊社も取得を契機に、社会全体の脱炭素化に貢献できるよう、さらに取り組みを進めていきたいです。

脱炭素経営にご興味のある方、
お気軽にお問い合わせください